しゅっけとそのでし |
出家とその弟子 |
冒頭文
この戯曲を信心深きわが叔母上(おばうえ)にささぐ 極重悪人唯称仏(ごくじゅうあくにんゆいしょうぶつ)。 我亦在彼摂取中(がやくざいひせっしゅちゅう)。 煩悩障眼雖不見(ぼんのうしょうげんすいふけん)。 大悲無倦常照我(だいひむげんじょうしょうが)。 (正信念仏偈) 序曲 死ぬるもの ——ある日のまぼろし
文字遣い
新字新仮名
初出
「生命の川 第一巻第二号~第二巻第二号」1916(大正5)年11月16日~1917(大正6)年3月5日
底本
- 出家とその弟子
- 岩波文庫、岩波書店
- 1927(昭和2)年7月1日