ぜんしんのために けつぎによせて
前進のために 決議によせて

冒頭文

このたび、常任中央委員会によって発表された日和見主義との闘争に関する決議は、プロレタリア文学運動が今日到達したレーニン的立場に立っての分析の周密さ、きわめて率直な自己批判の態度などにおいて、非常にすぐれたものである。この決議の精神は、作家同盟の全活動を今後ますます正しく活溌化するばかりでなく、おそらくは他の文化団体及びその指導部にとっても何らかの意味で示唆するとこがあるであろう。 私は満

文字遣い

新字新仮名

初出

「プロレタリア文学」日本プロレタリア作家同盟機関誌、1933(昭和8)年4・5月合併号

底本

  • 宮本百合子全集 第十巻
  • 新日本出版社
  • 1980(昭和55)年12月20日