へいわうんどうとぶんがくしゃ せんきゅうひゃくよんじゅうはちねんじゅうにがつにじゅうごにち、しんにほんぶんがくかいしゅさい「ぶんげいこうえんかい」におけるこうえん |
平和運動と文学者 一九四八年十二月二十五日、新日本文学会主催「文芸講演会」における講演 |
冒頭文
私は体を悪くして、去年の夏から、いろいろな講演をお断りしてまいりました。けれども今日は昨日と今朝の新聞を見まして、どうしても、一言皆さんと一緒に話して考えたいことがあったものですから、いわば少し無理をしてきているのです。大変失礼ですけれども腰掛けさせていただきます。 今日、私どもが、自分達の生活を少しでも民主的にして、文学も人間らしい文学を作っていきたいと思っております時に、昨日や今日の
文字遣い
新字新仮名
初出
「新日本文学」1949(昭和24)年7月号
底本
- 宮本百合子全集 第十三巻
- 新日本出版社
- 1979(昭和54)年11月20日