ことしこころをうごかしたこと
今年心を動かした事

冒頭文

今年一年、特に後半は、私にとって、内的に、深く種々の変動あり、感銘を受けた時でした。却って一々の題目を見ると、どれにもあてはめるものがない心持が致します。 一九二二年十二月

文字遣い

新字新仮名

初出

「中央公論」1922(大正11)年12月号

底本

  • 宮本百合子全集 第十七巻
  • 新日本出版社
  • 1981(昭和56)年3月20日