かいらんばんへのちゅうもん |
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冒頭文
私のところは、割におうようなので、些細なことで何や彼と廻してくるようなことはありません。 ただ、その表現がなかなか整理されず——つまりは、皆の人によくのみこませようとするのでしょうが、重複したりして煩わしいものがあります。 一番関心を持たせられるのは、お役所などから廻ってくる印刷物に相当ムダがあって例えば“祝い終った、さあ働こう”など、全く言わでものことではないかと思います、ま
文字遣い
新字新仮名
初出
「都新聞」1940（昭和15）年12月3日号
底本
- 宮本百合子全集 第十七巻
- 新日本出版社
- 1981（昭和56）年3月20日