あとがき(『みやもとゆりこせんしゅう』だいじゅうごかん) |
あとがき(『宮本百合子選集』第十五巻) |
冒頭文
ここには、一九三二年の一月の創刊で、日本プロレタリア文化連盟から出版されていた『働く婦人』に書いた短いものからはじまって、一九四一年(太平洋戦争のはじまった年)の一月執筆禁止をうけるまで婦人のために書いた感想、評論、伝記、書評など四十篇が集められている。一九三二年から四〇年いっぱいといえば八年の年月だが、その間には一九三八年(昭和十三年)から翌年の初夏までつづいた作品の発表禁止の期間がはさまり、通
文字遣い
新字新仮名
初出
「宮本百合子選集 第十五巻」安芸書房、1949(昭和24)年10月
底本
- 宮本百合子全集 第十八巻
- 新日本出版社
- 1981(昭和56)年5月30日