バルザック
バルザック

冒頭文

「幻滅」より。又それからの連想 ○二人の友は 未来に輝く二人の運命を全くごっちゃにして考えていた。 よしや輝やかないにしろ、そういうことはある。 十三年 執筆の出来なかったとき 自分ものを売った。そしてIに五百円もって行った。コーヒーやをやると云って研究したり金の苦面したりしていたから。いろんな話していたときK、 「あなたがやるんじゃない、僕らがやるんだよ」 自分がやる 

文字遣い

新字新仮名

初出

「宮本百合子全集 第十八巻」新日本出版社、1981(昭和56)年5月30日

底本

  • 宮本百合子全集 第十八巻
  • 新日本出版社
  • 1981(昭和56)年5月30日