ふつかものがたり |
二日物語 |
冒頭文
此一日 其一 観見世間是滅法(くわんけんせけんぜめつぽふ)、欲求無尽涅槃処(よくぐむじんねはんしよ)、怨親已作平等心(をんしんいさびやうどうしん)、世間不行慾等事(せけんふぎやうよくとうじ)、随依山林及樹下(ずゐえさんりんきふじゆげ)、或復塚間露地居(わくぶくちようかんろちきよ)、捨於一切諸有為(しやおいつさいしようゐ)、諦観真如乞食活(たいくわんしんによこつじきくわつ)、南無阿
文字遣い
新字旧仮名
初出
「國會」1892(明治25)年5月、「文藝倶樂部」1901(明治34)年1月
底本
- 日本現代文學全集 6 幸田露伴集
- 講談社
- 1963(昭和38)年1月19日