しゅのつとめ
主のつとめ

冒頭文

「汝ら只ヱホバをかしこみ心をつくして誠にこれにつかへよ」 (撒母耳前書(さむえるぜんしよ)第十二章二十四節)(七月分日課) この月の日課なる馬太伝(マタイでん)の中(うち)には神の王国に就きて重要なる教へ多くあり。主(しゆ)のつとめは実に栄(さかえ)あるものにして、之を守るものは、尤も福(さいはひ)にして尤も恩(めぐみ)あるものとす。主のつとめには種々(くさ〴〵)の類(たぐひ)あり、或

文字遣い

新字旧仮名

初出

「聖書之友雜誌 六七號」聖書之友事務所、1893(明治26)年7月17日

底本

  • 現代日本文學大系 6 北村透谷・山路愛山集
  • 筑摩書房
  • 1974(昭和44)年6月5日