よしひさしんのうねんぷ
能久親王年譜

冒頭文

弘化四年丁未、二月十六日能久親王京都伏見宮第(てい)に生れさせ給ひ、満宮と名のらせ給ふ。 嘉永元年戊申、二歳。京都におはす。仁孝天皇の御猶子(ごいうし)、青蓮院宮の御附弟にならせ給ふ。 二年己酉、三歳。京都におはす。 三年庚戌、四歳。京都におはす。 四年辛亥、五歳。京都におはす。 五年壬子、六歳。京都におはす。梶井宮の御附弟にならせ給ふ。 六年癸丑、七歳。京都におはす。 安政元年甲寅

文字遣い

新字旧仮名

初出

「能久親王事蹟」東京偕行社内棠陰会編纂、春陽堂、1908(明治41)年6月29日

底本

  • 鴎外歴史文学集 第一巻
  • 岩波書店
  • 2001(平成13)年1月30日