おぐりほうがんろんのけいかく 「がきあみそせいたん」しゅうへん |
小栗判官論の計画 「餓鬼阿弥蘇生譚」終篇 |
冒頭文
神道集の諏訪本地。 信濃念仏。 安曇の蹶抜き伝説。 文字から読んだ時代。 泉小太郎——白水郎。 海中と、山中の深穴と。 おほくにぬし・すさのを・すせり媛の比良坂。 数種の比礼と、四季の国々と。 禊ぎと、黄泉と。 いざなぎと、甲賀三郎と。 伊吹山と、地獄谷伝説と。 甲賀人の宗教。 湖水を中心とした宗教。 禊ぎと、ゆかはと。 出雲国造の湯と、大汝と。
文字遣い
新字旧仮名
初出
「民族 第四巻第三号」1929(昭和4)年4月
底本
- 折口信夫全集 3
- 中央公論社
- 1995(平成7)年4月10日