しゃしんとおもいで わたしのしゃしんしゅぎょう |
写真と思ひ出 ――私の写真修行―― |
冒頭文
◇ 寫眞(しやしん)も、この頃(ころ)は猫(ねこ)も杓(しやく)子もやるといふ風な、はやり物(もの)になつて、それに趣味(しゆみ)を持つなどゝいふのが變(へん)に當(あ)たり前過(す)ぎる感(かん)じで、却(かへつ)て氣(き)がひけるやうなことにさへなつてしまつた。が、いつだつたか、或る雜誌(ざつし)にのつてゐたゴシツプによると、文藝(ぶんげい)の士(し)の余技(よぎ)の内玉突(たまつき)と
文字遣い
旧字旧仮名
初出
「サンデー毎日」1926(大正15)年6月27日
底本
- サンデー毎日
- 大阪毎日新聞社
- 1926(大正15)年6月27日