ごくちゅうつうしん |
獄中通信 |
冒頭文
戸坂嵐子殿(十九年十二月十二日朝) 八日に手紙六通(老人3嵐子2イク子1)入手、進学の件など明らかとなり安心。——昭和の高等学院が第二次なら第三次を何でもよいから一つ選べ、もし第三次なら第二次に然るべきものがあったら出すこと。日本女大必ずしも毛ぎらいすべからず。 明大の女専には文科はないか(庸之君にでも聞くこと)。東女大の平野智治夫人其他の諸夫人、日女大の菅支那子夫人などをキオ
文字遣い
新字新仮名
初出
「人民評論」1945(昭和20)年12月号
底本
- 戸坂潤全集 別巻
- 勁草書房
- 1979(昭和54)年11月20日