ふゆごもり |
冬ごもり |
冒頭文
第6圖 ニセコ山頂の冬ごもり[#「第6圖 ニセコ山頂の冬ごもり」はキャプション] 冬ごもり 第7圖[#「第7圖」はキャプション] 冬ごもりといえば、二米も三米もある深い雪に埋もれて、薄暗い部屋の中で炬燵にもぐり込んで、じっと春の來るのを待つような生活を考える人が多いであろう。そして今までの我が國での冬ごもりといえば、事實そういう生活を指していることが多かった。
文字遣い
旧字新仮名
初出
「北方風物 第一巻第十二号」北日本社、1946(昭和21)年12月10日
底本
- 霧退治 ―科學物語―
- 岩波書店
- 1950(昭和25)年3月15日