こうせいごに |
校正後に |
冒頭文
○僕はこれからも今月のと同じような材料を使って創作するつもりである。あれを単なる歴史小説の仲間入をさせられてはたまらない。もちろん今のがたいしたものだとは思わないが。そのうちにもう少しどうにかできるだろう。(新思潮創刊号) ○酒虫(しゅちゅう)は材料を聊斎志異(りょうさいしい)からとった。原(もと)の話とほとんど変わったところはない。(新思潮第四号) ○酒虫は「しゅちゅう」で「さかむし」ではな
文字遣い
新字新仮名
初出
「新思潮」1916(大正5)年3月~1917(大正6)年1月
底本
- 羅生門・鼻・芋粥
- 角川文庫、角川書店
- 1950(昭和25)年10月20日