この手順は MediaWiki のバックアップ及びリストアの手順を解説しています。この手順ではMediaWikiに同根されているメンテナンスツールを使用してバックアップファイルは XML形式でエクスポートされますので、異なる DB間でのエクスポート、リストアが可能となっています。データベースから直接データをエクスポートするよりも安全でポータブルな手順となっています。
1. バックアップ
1.1. ページのエクスポート
cd /usr/local/www/mediawiki/
php maintenance/dumpBackup.php --full --uploads > wiki-backup.xml
1.2. 添付ファイルのアーカイブ
cd /usr/local/www/mediawiki/
tar -czf wiki-images.tgz images/
2. リストア
Wikipediaのデフォルト設定ではページ名の一文字目が大文字に変換されるので、インポートの前にバックアップ元の設定ファイルを合わせておきます。設定方法は
「PHP 5.6のインストール手順」を参照してください。
2.1. ページのインポート
cd /usr/local/www/mediawiki/
php maintenance/importDump.php wiki-backup.xml
このコマンドはサイトのページの量によりますが、しばらく待ちます。
2.2. 添付ファイルのインポート
画像やその他のアップロードされたファイルを復元するには、 まずあなたが以前に一時的な場所に作られたtarファイルを抽出する必要があります。
cd /usr/local/www/mediawiki/
mkdir temporary
cp wiki-images.tgz temporary
cd temporary/
tar -xzf wiki-images.tgz
images 以下のディレクトリにあるファイルを単一のディレクトリにコピーします。
cd ../
mkdir tempimages
cp temporary/images/*/*/* tempimages
画像やその他のアップロードされたファイルをインポートします。
cd /usr/local/www/mediawiki/
php maintenance/importImages.php tempimages/
2.3. その他
MediaWikiのインストーラによりメインページが上書きされますがWikiの履歴から更新を取り消すことが 回復させる事が出来ます。
3. 関連文書