ぶんがくかいこうき
文学界後記

冒頭文

○ 文学界の精神といふやうなものがだん〳〵はつきりして来たことはうれしい。          ○ 当代の文学者が、それ〴〵の立場の上で、互に共通の目標を自覚しはじめたことの証拠である。          ○ 文学が文化運動の流れに沿ひ、しかも、これを誘導すべき役割をもつといふ意味が、俄かに拡大された理由をもつとはつきりさせねばならぬ。          ○

文字遣い

新字旧仮名

初出

「文学界 第四巻第二号」1937(昭和12)年2月1日

底本

  • 岸田國士全集23
  • 岩波書店
  • 1990(平成2)年12月7日